The Queen Is Dead 2017 Master / The Smiths
こんばんは!
今日は、The Smithsの「The Queen Is Dead 2017 Master」です!
こちらは、2017年10月20日、3形態でリリースされました。
① 「The Queen Is Dead」の最新リマスターと、デモ音源、シングルB面を収録した2CD Expanded Edition
② それに加え1986年ボストンでのライブCDと、ハイレゾ音源と映像を収録したDVDが入った3CD+DVDのDeluxe Edition
③ 上記のDeluxe Editionの3CDの音源を収録した5LP Box Set
です。
①と②は国内盤も発売しています。
オリジナルは1986年リリース。当時のイギリスの鬱々とした若者を代表するモリッシーの歌詞と、ジョニー・マーの煌びやかなギターで、The Smithsは活動期間は短いながらも伝説的なバンドとなりました。
モリッシーとジョニー・マーの印象が強すぎる彼らですが、アンディ・ルークのブリブリしたベースと、マイク・ジョイスのかっちりしたドラムも、The Smithsには欠かせません。事実、モリッシーがソロで披露するスミスの曲は、ボーカルが同じでも印象が違います。
本当に大好きなアルバムで、Deluxe EditionとLPセットを購入してしまいました!
ジャケットも今までの緑のものから、白黒のものに変更されており、アラン・ドロンのポーズも若干違っています。(ずっと女性だと思っていました…)
曲目↓
CDボックスの中身。紙ジャケット仕様!歌詞ブックレット付き。メンバーの写真は無し。
CD1枚目は、アルバムの2017 Master(CDには「リマスター」ではなく、「2017 Master」との記載があります。)
このアルバムは2011年に「Complete」というボックス用にリマスターされたばかりで、その時はジョニー・マーも監修していました。
その音源との比較では、そこまで変化は感じられませんでした。
むしろこんなに素晴らしいアルバムをリマスターやリミックスで壊して欲しくないので、この程度のリマスターの方が好感が持てます。
CD2枚目は、デモやミックス違いを収録。
デモの段階でかなりの完成度で、歌詞やアレンジもほとんど違いがないのですが、デモらしいオーバーダブなしのラフなThe Queen Is Deadを楽しめます!
4曲目「Never Had No One Ever (demo)」は、トランペットがフィーチャーされていて、雰囲気がガラッと違うものがあったり、7曲目「Some Girls Are Bigger Than Others (demo)」ではイントロをやり直したり、とファンにはたまらない内容です。
(追記:デモバージョンも曲によってはオーバーダブしている曲もありました。)
CD3枚目は、1986年8月5日ボストンでのライブを収録。
ライブアルバム「Rank」が1986年10月23日収録なので、それの約2ヶ月前です。
メンバーはその時と同じく5人。リズムギターにCraig Gannonが参加しています。
「Rank」のたった2ヶ月前なのですが、曲目が結構違います!
1「How Soon Is Now?」
2「Hand In Glove」
3「I Want The One I Can't Have」
4「Never Had No One Ever」
5「Stretch Out And Wait」
8「Rubber Ring」What She SaidこちらはRank収録とのメドレー、
10「There Is A Light That Never Goes Out」
11「That Joke Isn't Funny Any More」
と13曲中半分以上は「Rank」未収録です!
出だしからハイテンションな演奏とモリッシーの歌。
この約一年後にバンドが解散するとは思えない素晴らしいライブです。
音質も良好で、ライブアルバム単体として発売できるクオリティーです。
DVDに収録されている映像は、「The Queen Is Dead」「There Is A Light That Never Goes Out」「Panic」(CD未収録!)の3曲です。
オーディオは「The Queen Is Dead」の2017 Master 96kHz/24bitのPMC音源を収録。
私はそこまでいいオーディオ環境ではないので、DVDオーディオの真価を発揮出来ないですが、なんとなく高音部分の響きが良くなっている気がします。
良いDVD、Blu-rayオーディオプレイヤー欲しいな・・・
5LP Boxは内容は同じですが、レコードで聴くとまた違って聴こえますよね〜。ジャケットも迫力が違います。
白黒バージョンジャケットが映えます!
所有欲も満たされますよね(笑)
まだアルバムを聞いたことのない方は、すでに発売されている1枚ものを買えば大丈夫だと思いますが、このアルバムが本当に好きな方は是非こちらのDeluxe Editionを聞いてみてくださいね!
11月の発売情報
こんばんは!
現時点で私が予約している新譜、再発盤はこちらです!
随時追加して行く予定です!(お金に余裕があれば(笑))
- Low in High School / Morrissey
2014年の「World Peace Is None Of Your Business」から約3年半ぶりのニューアルバムです!!アナログ盤は、全部で4種類出るそうで、ジャパンエクスクルーシブもあるようです。(インナースリーブが日本語で書いてあるとのこと。)
今人気再燃中のカセットでも発売されます!
- Sailors' Tales 1970 / King Crimson
毎度お馴染みのクリムゾンボックスシリーズ。
前回の80年代のボックスから時間を遡り、ボズ・バレルがボーカルのIslands期のライブ、アルバムリマスターを含むボックスです。
詳しい情報は届き次第書きたいと思います!
- Who Built The Moon? / Noel Gallagher's High Flying Birds
コンスタントにアルバムを発表するノエル、約2年ぶりのサードアルバムです。
前回の「Chasing Yesterday」がとても好きだったので、期待大です!
ゲストにジョニー・マー、ポール・ウェラーが参加とのことです!
Live In Chicago / King Crimson
こんばんは!こんな台風の夜は、ゆっくりお家で音楽タイムですね!
今回はこちら!King Crimsonの最新ライブアルバム「Live In Chicago」です!
CD2枚組!!
曲目はこちら
日本では「ライヴ・イン・ウィーン2016」が先に出ておりますが(日本以外の国ではまだ発売していません)、それよりも新しい2017年のライブ音源が収録されています。
King Crimsonは、2014年にまさかの復活をして以来、世界各国を周りライブツアーを続けています。2015年末には待望の来日公演も行われました!!
復活の際のメンバーは、驚きの7人編成!!!!その中にはTony Levinはもちろん、70年代クリムゾンを支えたサックスプレイヤー、Mel Collinsも入っていました!!
今回のラインナップでは、90年代のツインドラムを超え、トリプルドラム編成となっています。
そのトリオの一人だったBill Reifinが一旦離脱したものの、すぐ帰還。その穴を埋めていたJeremy Staceyはバンドに残ることに決定、8人編成となりました。
遂に前代未聞のドラムカルテットになるかと思われたのですが、Billはキーボードプレイヤーに専念しています。
(今調べたところ、今秋のアメリカツアーではまたBillが抜けて、代わりにChris Gibsonと言うキーボードプレイヤーが参加しているようです。)
復活後、小出しにライブ音源をリリースしていた彼らが、2016年「Radical Action (To Unseat The Hold Of Monkey Mind)」と言う、ライブアルバムながら観客の声援を一切排除している、超強烈作品を出したばかりなのですが、さらにその上を行くハイテンションなライブアルバムがこの「Live In Chicago」です!
「Radical Action」は、何日間かのベストテイクを収録したものですが、「Live In Chicago」は2017年6月28日のシカゴシアター公演を丸ごと収録しています!
もうすぐ、かの有名なデビューアルバムから50年が経とうとしている今、ますます演奏が攻撃的になっております。
前述の「Radical Action」では、ダブルトリオだった「THRAK」の時同様、極端に左右に振ったミックスで、Robert Frippのギターも若干引っ込んだ印象でした。(来日公演でもFrippのギターが小さめだった気がするのですが・・・)
今回のミックスは極端に左右に振ることなく、トリプルドラム、ツインギター共に真ん中よりに。このミックスによりもっと攻撃的になり、カオス感が倍増!ライブアルバムらしい音になっています。
今回は、「Radical Action」のツアーでは取り上げられなかった80年代クリムゾンの「Neurotica」「Indiscipline」や、アルバム「Lizard」から「Circus」「The Lizard Suite」(The Battle Of Glass Tearsの部分です) 、アルバム「Islands」からタイトル曲「Islands」も収録されています。
Adrian Belewの癖のある歌をどう仕上げてくるのか、少し不安もありましたが、まさかこう来るとは・・・見事にJakko Jakszyk流に調理されています!
そこにMel Collinsのサックスが素晴らしい調和!
David Bowieの「Heroes」もしっかり収録していますよ〜!!
そして、新曲「The Errors」も披露されています!!!
King Crimsonの各年代のライブを聴いていつも感じるのは、どの時代、どのメンバーで演奏されても、そのメンバーで演奏することを前提に作ったのではないかと思えるほど、素晴らしい作品に仕上がっていると言うことです。
何回か活動をやめ、復活を繰り返してきたKing Crimsonですが、いわゆる代表曲的なものを演奏することはほとんどありませんでした。(80年代の復活の際は「21 Century Schizoid Man」をやりませんでした。)
しかし今回の復活では、過去の曲たっぷり演奏しています。
ただ、それは他のバンドによくある同窓会的なライブ(それはそれですごく嬉しいし、私も見に行きますが)と違い、「歩みを止めない現在進行形のKing Crimsonを聴きに来てくれ!」と言うRobert Frippのメッセージだと思います。
とどまることを知らないKing Crimson、今後がますます楽しみです。ニューアルバムも聴きたいです!
(そして、今年の9月、Adrian Belew本人が「将来Crimsonに戻ることもあるかもね!」と発表・・・楽しみ!)
Diggin' Nights / MURO
こんにちは!
今回はこちら。
DJ MUROの大人気Diggin'シリーズ最新作!
ディスクユニオン限定販売です!
裏には「PROMOTIONAL USE ONLY」
夜をテーマにした曲が見事に繋がれていく、上質なクラブ感がたまりません!
こんな曲がバンバンかかるクラブ、行きたい。
MUROさんのDJ、生で見たい!!
調べてみたのですが、タイトルリストが見付からなかったので、作ってみました!
間違いがあったら教えてくださいませ!
(1曲だけわかりませんでした・・・すみません。)
Diggin' Nights
1. Stay The Night/B. Bravo
2. Canggu/FKJ
3. Sweet Love/J Boog
4. I Need You Close/Dwilt Sharpp
5. Echos Of One/Josef Leimberg
6. My Comet/Onra
7. Rocket Science/Joyce Wrice Feat. Kay Franklin
8. Use Ya Mnd (Twentyfourseven)/Mndsgn
9. Best One/NxWorries
10. Why Can't You (Just Come For Conversation)/Otis Junior & Dr Dundiff
11. King Kong/Tahiti 80
12. Unstoppable (FKJ Remix)/Lianne La Havas
13. Do It Again/Lady Wray
14. Doublin' Down/The Jack Moves
15. Best Love/Georgia Anne Muldrow
16. わかりませんでした・・・
17. Terry/Action Bronson
18. In Your Eyes/Badbadnotgood Feat. Charlotte Day Wilson
19. Songs For Women/Frank Ocean
20. Mirage/Toro Y Moi
21. So Cool/Blossom & HOT16
それにしても最高。
流しっぱなしで夜のドライブにでも行きたいです。
(今台風で大変なことになっていますが(笑))
Ythe
Asunder, Sweet And Other Distress' / godspeed you! black emperor
Asunder, Sweet & Other Distres
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ありがとう、デヴィッド・ボウイ。
こんばんは。
Syro / Aphex Twin
こんばんは!
今日は、Aphex Twinの2014年のアルバム、Syroです。
こちらは、彼の純粋なオリジナルアルバムとしてはなんと13年ぶりのアルバムで、もう新作は出さないと思われていた中、唐突に発表されました。
2010年代で爆発的な人気を見せているEDMに対する、リチャード・D・ジェームズの回答でしょう。実に痛快です。
私はレコードを買いました!
3枚組みです。
シンプルな白のジャケットに曲目などが細かい字で書かれています。
一曲目から、彼らしい曲で幕を開けます。
そこまでとんでもないスピードのドリルンベースは鳴りを潜めていますが、そのぶん気持ちのいいメロディラインの曲が多く感じられます。
それでも攻撃的な曲もあり、決して守りに入っている印象はありません。
そして、最後にあんな曲が来るとは…びっくりです。
ちなみに、すべてのタイトルに括弧書きで数字が書いてあるのですが、これはBPMでしょうか?
ちゃんと計ったことは無いのですが、そんな気がします。
相変わらずタイトルは読み方が分からない(笑)
彼はロックミュージシャンにも多大なる影響を与えています。元Red Hot Chili PeppersのJohn Fruscianteも、彼を絶賛しております。
是非、電子音楽を聞かれない方も聞いていただきたい作品です!
そして、長い間沈黙を保っていた彼は、このアルバムの後、奇跡の新作を連発することになります・・・。(AFX名義で出した新譜もすごかった・・・。)
Ythe
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