Ythe Records (レコードとCDの日々)

いいな、と思った音楽を紹介しているブログです。新しい音楽を聴くきっかけになれたら幸せです。

The Masked Marauders / The Masked Marauders

今日はこちらのアルバム、The Masked Maraudersのセルフタイトルアルバムです。

1969年発表。 1969年は本当にすごいアルバムが多いです。

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ジャケットがかっこいい。トロントのKops Recordsで$2.99でした。安い!

 

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曲目↓

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このアルバムの発売当初、かのローリングストーン誌が「このバンドは、The Beatlesのポール・マッカートニーとジョン・レノン、The Rolling Stonesのミック・ジャガー、ボブディランの覆面バンドである、さらにこのアルバムのプロデュースはアル・クーパーだ」という記事を載せました。

さらに「レコード会社との契約の関係で名前と顔は出せない」とのこと。

なんていうメンツ!ロック史上最強アルバム間違いなし!!!!

しかし!!!

実はこの記事、当時流行っていた、スーパーグループ、Led ZeppelinやBlind Faceに便乗した、ジョークだったのです・・・(今考えるととんでもない嘘(笑))

その記事を読んで、当然みんな信じてしまいました。

 

A-1、I Can't Get No Nookieから、ローリングストーンズ調のロックンロールに乗せて、ミック・ジャガーのシャウト!でもそっくりさん!(笑)タイトルからして狙っています。

そのあとも、A-2、Duke Of Earlは、ボブ・ディランのようなボーカルも登場。60年代のロックのいいとこどり!乗りのいいロックンロールが続きます。

A-5、The Book Of Loveには、ビートルズのノルウェーの森が・・・。

このアルバムのハイライト、B-3、Seasons Of The Witchでは、ミック・ジャガーとボブ・ディランの夢の競演、のように聞こえる!(笑)ギターの音もどことなくジョン・レノン風。

 

全体的にゆる~い、遊び心がたくさんの、聞いていて気持ちのいいアルバムです。

ただ、個人的な意見としては、あながちうわさは嘘ではないのではないか、と考えています。特にミックは本当に参加しているのではないかな!?

あの4人が楽しく演奏している姿を妄想してしまいます。

結局、上記のメンバーが参加していようがいまいが、とてもかっこいいアルバムです。しばらく廃盤だったようですが、一度CDで再発され、去年また発売開始したようで、手に入りやすくなっていると思います。

そのうわさが本当かどうか、ためしに聞いてみてください!

 

(写真がなぜか回転してくれない・・・泣)